治具製作の種類
「マシニングセンタは治具が決め手」です。
治具の種類、機能とお客様のご要望に合わせて、最適かつ高精度な治具の設計・製作を行います。
平置き治具
1枚ノプレート上に、基準ピンやクランパーを載せた一番シンプルな治具の形態となり、基本形の治具です。
主に立形マシニングセンタの加工治具に使用されます。
また横形マシニングセンタ用治具としてイケールへ貼り付けたり、ゆりかご治具のサブプレートもこの応用となります。
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プレート治具
イケール治具
横形マシニングセンタの加工用治具に用いられ、その壁面にワークを取り付けるための基準ピン・クランパーが配置されています。 標準カタログでマッチするイケール治具が見つからない場合など、お客様のご要望にマッチする特殊イケール製作も承ります。 お気軽にお問い合わせください。
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2面イケール
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4面イケール
ユリカゴ治具
立形マシニングセンタ単体ではXY平面の加工ができるだけであるが、工程集約で多面加工が要求される場合はユリカゴ式治具にしてB軸を回転し4面加工ができるようにすることもできます。
ユリカゴ治具の製作ポイントは回転軸の芯をいかに製作し、マシニングテーブルの軸に対して水平芯を出すかです。インデックスの芯とサポートの芯がまっすぐに設置されないと回転軸がゆがみ治具の破損が生じるリスクが有るため注意が必要です。
治具の付加機能
いわゆる“着着ライン”はワークを付ける動作は作業者が行うが、治具あらの払い出しはリフトアップシリンダ等の機構によるものを用います。治具上に上げるだけの物や傾斜スライドで排出バケットへ落す治具もあります。
お客様の切削加工に合わせてご提案させていただきます。
マシニングセンタは治具が決め手
生産技術的な経験と実績、モノ作りのノウハウ、そして高いスキルでお客様に最適な生産工程設計、治具設計及び加工方法をご提案致します。製品の加工品質は、治具の設計段階から作りこまれると言っても過言ではありません。
治具設計・製作のポイントを紹介しています。